【モチベーション維持のコツ】やる気が出ない日こそ“一歩だけ”動く習慣が効く理由

今回は「モチベーション」についてお話しします。
日々の仕事、練習、勉強、家事など、どんなことにも“やる気”があるときと、そうでないときがあります。「時間や余裕がある今のうちにやるべき」だと分かっていても、「今はやる気が出ない」と感じてしまう。私自身も度々そんな壁にぶつかります。
でも、そんなときにどう向き合えばいいのか。
どうすれば、やる気が湧かない日でも自分を動かすことができるのか。
そういった話について、今回は私自身の体験を交えながら、モチベーションとの付き合い方について掘り下げてみたいと思います。
モチベーションは「気分」だけじゃない
まず、前提として知っておいてほしいのが
「モチベーション=その時の気分」だけで決まるものではないということ。
多くの人は、やる気が出てこないから行動できないと思いがちです。
でも実際ほとんどのケースは逆です。
やる気があるから行動できるのではなく、
行動するからやる気が出てくることの方がずっと多い。
これは「作業興奮」とも呼ばれる心理現象で、
とにかく何かを始めることで、脳が刺激を受けて集中モードに入っていくというものです。
例えば朝に、「今日は仕事行きたくないな」とか、「練習やりたくないな」と思っていたのに、
いざ仕事や練習に行って、一日が終わってみたら「なんか今日は意外と充実してたな」と感じることありませんか。
心と体はつながっています。「心が体を動かす(モチベーションが自分を動かす)ベクトル」だけではなく、「体が心を動かす(自分が動くからモチベーションが生まれる)というベクトル」もあります。
気持ちが動かなくても、体が動き出すことで心も追いついてくる。
この“体→心の発想”が、モチベーション維持の第一歩です。
「モチベーション=感情」
私は、モチベーションは「喜び」「悲しみ」「悔しさ」といった感情の一種に近いと思っています。
感情はその時その瞬間ごとに変化します。
昨日は楽しかったのに、今日はなんだか沈んでいる。
それと同じで、モチベーションにも波があります。
つまり、感情に左右されて行動していたら継続はできないということ。
継続力がある人は、常にモチベーションが高いのではなく、
モチベーションに頼らず、行動を習慣化している人です。
小さな「一歩」が心を変える
モチベーションを高めたいなら、まずおすすめしたいのが
小さなアクションを大事にすることです。
たとえば、
「今日は3時間勉強しよう」と思っていたけどやる気が出ない。
そんなときは「まず1分だけやってみる」「1問だけ解いてみる」。
練習でも、「とりあえず1スイングだけ素振りしよう」といった形で、
取り組むハードルを下げることが大切です。
大きなノルマ設定をして、律儀にそこへ向かうのは素晴らしいことですが、逆にそのノルマがしんどいハードルになってしまうと、手がつけられなくなります。なので、その前に「今日できること」「今すぐできること」から始めてみる。
これがモチベーションに左右されずに動ける人の共通点です。
「やり残し」は明日にのしかかる
私が意識していることのひとつに、
「今日やらなかったことは明日に積み上がる」という考え方があります。
今日は疲れているし…と先延ばしにしても、
結局は後日やることになるだけ。
だったら、今日のうちに1ミリでも前に進めておく。
これが“自分との約束を守る”という感覚にもつながっていきます。
「やらない自分」を選ぶか、「少しでもやる自分」を選ぶか、
その選択をするのも、自分自身です。
ノイズに負けない自分を育てる
どうしてもやる気が出ない日、誰にでもあります。
弱い自分、怠けたい気持ち、逃げたくなる感情。
それらは“ノイズ”のようなものです。
そんなときこそ、ノイズに耳を傾けすぎないこと。
ほんの少しでいいから、やってみる、動いてみること。
そうすることで、重たい気持ちにトルクがかかって動き出してきます。
そしてその一瞬の小さな力が、一生の大きな継続力につながっていきます。
おわりに
今回のポイントを整理しておきます。
• モチベーションは「動いてから生まれる」ことが多い
• 継続力のある人は、モチベーションに左右されずに習慣化している
• 1分だけ・1回だけの小さな行動を大切にする
• やらなかった分は未来の自分に返ってくる
• ノイズに負けず、まず一歩動いてみることがモチベーションを育てる近道
モチベーションを「待つ」のではなく、
自分で「育てていく」ものとして捉える。
そのために、「やる気を待たずに、まず動く」
そんな姿勢を持てれば、しんどい日でも前に進んでいけるはずです。
お読みいただき、ありがとうございました。
最後に、
本当にやる気が出ない時、私はケイスケ・ホンダの動画を見てます。