【マインド】戦わずして勝つ
hyt0046
ハヤトオオシロの野球NOTE
「準備力」。特に反省の時に聞く言葉。便利な一方でとてもぼんやりしている言葉なので、自分の考えをまとめる。
「準備力」は、自分が予想もしないことに対してどれだけイメージを膨らませられるかにかかっていると思う。
準備が上手い人は、普通の人がある程度予想していることを、さらに多角的に、広く捉え直しておくことができる。
つまり「準備」とは、予想外の出来事に対して、どれだけ事前に頭の中でシミュレーションしておけるかという部分の話。
一方でその予想外に「対処する力」は、テクニックや技術の領域。もちろん実際に予想外の事が起きた時に、どれだけ対処できるかという部分には、野球選手(野球に限らない)としての真価が問われる。
ミスやエラーが起きた時に、それが「予想が足りてなかったから」なのか「予想はしていたけど技量が足りなかったから」なのか、この違いを正しく認識することで、その後の練習の取り組み方や意識の持ち方が大きく変わってくる。
「準備」という言葉をぼやっと投げかけたり、受け取ったりするのではなく、「頭の中でイメージをどこまで広げられていたのか」という思考の力と、「そのイメージに対して的確に対処できたか」という技術の力、この二つの側面で考える。