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【試合で活躍するために】マインド負けしないための過ごし方

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野球に限らずですが、スポーツにおいて「技術」や「体力」と同じくらい大切なのが「マインド」です。

「練習だと良いプレーができるのに、試合になるとなぜかうまくいかない。」そんな経験がある人、または周りにそんな選手がいるという人もいるかと思います。

私自身もそういう選手だったので、これまで野球をやってきて、試合に向かう以前に「あーなんかマインドで既に負けてるな」という感覚になった経験が何度もあります。一方で周りの選手はマインド負けせずに普段通りプレーしていて。単なる技術や能力以上に「マインド」がプレーに影響しているのを、私の浅黒い肌で感じてきました。「試合で活躍できる選手=マインドで負けない選手」だと。

今回は、そんな私の実体験や周囲の選手を見たり、話を聞いたりした中で感じた、「マインド負けしない選手になるための日々の過ごし方」についてお話ししていきます。


マインド負けしない選手になるために

1. 勝負慣れする─勝ち負けにこだわる日常をつくる

1つ目のポイントとして、勝負慣れするということです。

そもそも試合は「勝負の場」です。練習とは違って、相手がいて、その相手も「勝ちたい」「負けたくない」、「打たれたくない」という気持ちで本気で戦いにきます。そしてそこには必ず勝敗が生まれます。

この“勝負している”という感覚に慣れていないと、いざ試合になると気持ちが追いつかず、マインドが崩れてしまう原因になります。

なのでマインド負けしてしまう選手は普段の練習から、勝負するようなシチュエーションを作って、競い合う習慣を持つことが大切です。普通の練習だとなかなか勝負するような場面はないと思うので。

▼勝負慣れのすすめ

野球をやっている人に多いのかわかりませんが、日頃から勝負することに積極的な印象があります。

練習中でも何かと勝負したがる、とでも言いますか。具体的には、

・ノックでエラーが多かった方がペナルティを受ける
・試合でどっちがヒットを多く打てるか勝負する
・練習後に「男気じゃんけん」で誰かが飲み物を奢る

こういったちょっとした「勝負」は、ただの遊びに思えるかもしれません。ですが、実はこれが意外に大事な「負けないマインドの鍛錬」でもあったりするのかなと。

なぜなら、勝負になると必ず生まれる“プレッシャー”や“緊張感”に日常的に触れることで、「負けられない」という試合の空気感に強くなっていくからです。練習からこういった「ヒリヒリ感」を、何かしらの形で生み出す工夫も、時には効果的だと思います。

▼楽しみながら勝敗にこだわる

若干話は逸れますが、最近では「勝敗にこだわらない教育」も増えてきました。しかし、アスリートとして生きていく人であれば、「勝ち負け」は避けて通れません。

「勝つことが全て」とまでは言いませんが、少なくとも「日頃から勝ちにこだわる姿勢」は、試合の場面で自分の実力を引き出す土台になります。

繰り返しますが、日々の練習から、遊び感覚で小さな勝負を繰り返し行っていく。

そういった積み重ねが「勝負慣れ」になって、「負けないマインド」へとつながっていくことは、一理あるのではないかと思います。


2. 人に見られる癖をつける

2つ目のポイントは、「人に見られる」ということに慣れておく、ということです。

試合での緊張感の正体を突き詰めていくと、「人に見られていること」が原因で生まれているパターンが結構あります。

特に大きな大会になると、観客が多くなったり、応援団がいたりと、普段見られることのない人たちに見られる状況になります。

こういった環境で、「失敗したらどうしよう」と不安になったり、「恥ずかしい姿を見せたくない」という思いから、本来の実力を発揮できないことがあります。

▼普段から「見られること」が成長になる

琉球ブルーオーシャンズにいた時、元NPBの選手に、観客に見られることについて聞いた機会がありました。

「あれだけの観客の前で試合をしていて、緊張しないんですか?」的なことを聞いたと思うんですが、返ってきた答えが、「緊張はあるけど、もうその環境に慣れるんだよ。しかも、あれだけ見られてるからこそ嫌でも上手くなる。」

見られることはプレッシャーでもありますが、その環境が当たり前になれば気にならなくなっていきます。

さらに“見られるからこそ恥ずかしいプレーはできない”という意識が、自動的にプレーのレベルを上げる要素になります。

▼練習でも“誰かが見ている”と意識する

アマチュア野球や学生野球では、プロとは違って常に誰かに見られているわけではありません。それでも「見られる意識」を持つことはできます。例えば、

・チームメイトに自分のプレーを見てもらう

・練習動画を撮ってSNSにアップしてみる

・保護者や指導者に「今日の練習、見ててください」と伝えておく

これくらいのちょっとしたことで、“見られる癖”をつけておくことで、本番の環境でのマインド負けを減らすことができるのではないかと思います。


3. 技術でカバーする

最後のポイントは、「技術でマインドをカバーする」という考え方です。

▼イチロー選手の言葉

イチロー選手の話で80回くらい頷いたのが、

「不安な状態を技術でカバーする。気持ちを上回る技術で結果を出す。」という旨の話です。

どんなに試合経験を積んでも、どんなに自信を持っていても、試合にノンプレッシャーで臨める人はほとんどいないと思います。また、それまで味わったことのないほどのプレッシャーがかかる場面が来る時もあるかと思います。

そういう時に、不安定になるマインドの部分を「技術」や「能力」でカバーするというのも必要な考え方です。

気持ちで負けていても、技術で勝っていたら覆せるし、そのために圧倒的なスキルを日頃から身につけていくことが、試合で結果を出すためには大切です。マインドではどうにもならない場面が絶対あると思うので。


おわりに

今回は、「試合で活躍するために、マインド負けしないための日々の過ごし方」について書きました。まとめると、

・勝負慣れをすることで、緊張感がある中でも自分を出せるようになる

・人に見られる癖をつけることで、プレッシャーへの耐性がつく

・圧倒的に技術を磨くことで、揺れた心を技術が支えてくれる

こういったことを日々の中で意識して積み重ねていくことが、試合での「自信」や「結果」につながっていきます。

また、「心・技・体」という言葉がありますが、どれかひとつに偏っても良い結果は望めません。特に“心”の部分を強く保つためには、その他の“技”や“体”がしっかり備わっていることが大切です。

試合でマインド負けしないためにも、まずは毎日の練習から自分自身を育んでいきましょう。

今回の内容が、少しでもあなたの参考になれば嬉しく思います。

最後に

早起きした後の二度寝は、完全にマインド負けだと思ってます。

ありがとうございました。

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大城駿斗

沖縄出身の社会人野球選手 電験三種取得・日商簿記1級絶賛勉強中

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